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飲食店がコンサルを雇う時のコツについての19回目です。
コンサルの雇い方の基本
20のワークエリアから自分が出来ない部分だけをピックアップしコンサルに”出来ますか?”と聞くことです。
出来るとの回答であれば
- – 成果物はどんな形でもらえるの?
- – コンサルティングはどんな形でやってくれるの?
- – 自分は何をやってコンサルさんは何をやってくれるの?
と確認してください。
それでは19回目、今日の本題に入ります。
飲食店の20のワークエリア(必ずしもこの順で決定・作業するわけではありません)
- 1. 資格・免許・届け出
- 2. お店のベースコンセプトの決定
- 3. お店のロケーションの決定
- 4. お店の立地の決定
- 5. 物件探しと取得
- 6. メニュー開発
- 7. 仕入れ先獲得
- 8. お店作り
- 9. 事業計画
- 10.商品計画
- 11.サービスクオリティー
- 12.スタッフ
- 13.集客
- 14.顧客サービス・囲い込み
- 15.採用・労務管理
- 16.営業活動
- 17.継続認知獲得
- 18.組織構築
- 19.事業継続
- 20.トラブル対処
19.事業継続
ここで言う継続とは ”事業継承” や ”事業承継” とは違う意味です。
事業を継続して成長させながら運営すると言う意味です。
一言で言えば”成長戦略とアクション”と言う意味とお考え下さい。
計画を立て、準備をし、オープン。 何とか上手くやっていけそうだ となった後の事です。
様々な障害が発生します。
開店後に起こり得る障害とは?
- 競合店の出店
- トレンドの変化
- お客様のネガティブな評価
- 悪意のある中傷
- 従業員間のトラブル
- 顧客トラブル
- サプライヤーの閉業
- サプライヤーの値上げ
- 各PRアクションの効果の低下
- オーナーの健康問題
- 家賃の値上げ
- 賃貸契約の終了
- etc….etc….
パッと思いつくだけでもこれだけ列記できます。
そして怖いことにこれらは
珍しい事象ではなくほぼ例外なくお店を継続していると起こる問題
なのです。
100%起こると考えてください。
事業の継続とは?
それらに対処しながら歩を止めず成長して行くことです。
対処の基本
基本中の基本はこれらが
当然発生すると言う前提で用意・準備しておく
ことに他なりません。
”気持ちはいつも楽観的に。プランはいつも最悪に”
これがどんなことが起こっても対処し、切り抜けていく為のコツです。
一番重要なことは
9の事業計画の作成時に予め織り込んでおくことです。
具体的に言うと事業計画を作るときに3種類作ることです。
- 一番現実的な物
- 最悪
- 最良
この2の最悪の場合の事業計画シュミレーションの中に起こり得る問題が発生した場合の計画を組んでおくと言う事です。
非現実的な最悪ではなく(隕石が位置てくるとか!!)現実的である最悪です。そうでなければ事業計画とは言えません。
どこまで耐えられるか? を見極めておくことです。
そして、(これが大切ですが)
各想定できる問題に対してのリスクマネジメントのプランを作成しておきいつでも稼働できる準備を怠らないことです。
それでも成長できる計画を立てておくことです。その為に必要なアクションやKPIの最低目標を認識しておくことです。
シンプルな例として:
家賃が3年後に20%上がる
と想定するのであれば、それを支払えるだけの利益を得るために必要な高めの売り上げ・来店者の数・客単価等をKPIとして持ちそれを達成するために必要なアクションとコストを考えておくことです。1年半後にはそれを最低目標として設定して行くと言うことです。
競合が近隣にできた場合に集客が20%落ちると想定するなら
そうならないために必要なアクションは何か?どうであれば競合にお客様が流れないか? あるいはそれ以上に自店にお客様を流入させるためには何ができるか? 競合店のお客様を奪い取るためには? この界隈へのトラフィックが増えると想定しそれらを囲いこむプランは何か?
何よりもこれらに対処するためのアクションを事前に日常的に行い続ければ競合店の出店自体が脅威でなくなります。
いざ起こってから慌てふためいても取れる手段が限られてきます。何よりもそれらを白紙から考えて準備しアクションを取る余裕が心にも時間的にもありません。
事前に準備しておくことがとても大切です。
ここにコンサルは必要か?
必要でしょう。
これは特にこれが起こったからと言う訳でなく、1-18までの各ワークエリアの作業の中で行う活動の一つとして考えるべきです。
マーケティングアクションであれば事前に対処、用意していつでも取り掛かれるように必要なサプライヤー等とコンタクトを取り続けておくこと。
従業員の問題であればそれが出来るだけ起こらない様に組織構築をしておく。いざ起こった時にはそのコンセプトに則り粛々と対処する。
それらの各フェーズで契約をしたコンサルタントとその契約の範囲の中でこの部分も網羅しておくことです。
どんなコンサルが良いか?
それはやはり各フェーズで契約したコンサルと言うことになりますが、総合して考えるとやはり
- 戦略系のコンサルタント
だと言えます。
特に、
- 実務も出来る + 自分で会社経営を行った事のある
- 戦略系コンサルで
あればベストです。
戦略とアクション。そして実際に現場で動ける力のあるサポーターがいれば心強いものです。
次回に続きます。
”飲食店経営の20コツとコンサル契約のコツ?” 全記事
①/20 ”20のワークエリア”
https://longlastingline.com/info/5509.html
②/20 ”店のベースコンセプト”
https://longlastingline.com/info/5521.html
③/20 ”ロケーションの決定”
https://longlastingline.com/info/5532.html
④/20 ”立地の決定”
https://longlastingline.com/info/5535.html
⑤/20 ”物件探しと取得”
https://longlastingline.com/info/5544.html
⑥/20 ”メニュー開発”
https://longlastingline.com/info/5551.html
⑦/20 ”仕入れ先の確保”
https://longlastingline.com/info/5556.html
⑧/20 ”実際のお店作り”
https://longlastingline.com/info/5563.html
⑨/20 ”事業計画”
https://longlastingline.com/info/5570.html
⑩/20 ”商品計画”
https://longlastingline.com/info/5576.html
⑪/20 ”サービスクオリティー”
https://longlastingline.com/info/5580.html
⑫/20 ”スタッフ”
https://longlastingline.com/info/5591.html
⑬/20 ”集客”
https://longlastingline.com/info/5595.html
⑭/20 ”顧客サービスと囲い込み”
https://longlastingline.com/info/5600.html
⑮/20 ”採用と労務管理”
https://longlastingline.com/info/5605.html
⑯/20 ”営業活動”
https://longlastingline.com/info/5610.html
⑰/20 ”継続認知の獲得”
https://longlastingline.com/info/5628.html
⑱/20 ”組織作り”
https://longlastingline.com/info/5636.html
⑲/20 ”事業の継続”
https://longlastingline.com/info/5655.html
⑳/20 ”トラブル対処”
https://longlastingline.com/info/5662.html
㉑/20 まとめ・最後に
https://longlastingline.com/info/5669.html
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