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飲食店がコンサルを雇う時のコツについての13回目です。
コンサルの雇い方の基本
20のワークエリアから自分が出来ない部分だけをピックアップしコンサルに”出来ますか?”と聞くことです。
出来るとの回答であれば
- – 成果物はどんな形でもらえるの?
- – コンサルティングはどんな形でやってくれるの?
- – 自分は何をやってコンサルさんは何をやってくれるの?
と確認してください。
それでは13回目、今日の本題に入ります。
飲食店の20のワークエリア(必ずしもこの順で決定・作業するわけではありません)
- 1. 資格・免許・届け出
- 2. お店のベースコンセプトの決定
- 3. お店のロケーションの決定
- 4. お店の立地の決定
- 5. 物件探しと取得
- 6. メニュー開発
- 7. 仕入れ先獲得
- 8. お店作り
- 9. 事業計画
- 10.商品計画
- 11.サービスクオリティー
- 12.スタッフ
- 13.集客
- 14.顧客サービス・囲い込み
- 15.採用・労務管理
- 16.営業活動
- 17.継続認知獲得
- 18.組織構築
- 19.事業継続
- 20.トラブル対処
13. 集客について
言わずともがなです。
とても重要で、コンサルにご相談の飲食店のご経営者の方の一番の悩みの種がここではないでしょうか?
飲食店様は集客の知識とスキルが弱い?
これは多くの場合事実だと思います。
何故なら多くの場合飲食店のご経営者の方は
”アーティスト”
だからと言うのが私の持論です。
つまり食のプロフェッショナルであり、アーティストであり、職人なのです。
そこで最高に美味しいものを作ることを生業として過ごしてきた方の人生の中でどこに一般のサラリーマンが毎日行うような集客に頭と時間を費やすような余裕があったでしょうか?
なので、それで良いと思うのです。
が、それでもやはり経営として店を維持・成長させなければなりません。
つまり、
アーティストからビジネスの世界の住人になる必要があるのです。
集客の種類
ここでは販客も含めて集客とします。
集客。つまりお店に来てくださるお客様には3種類の方がいます。
- 新規(フリー)の客様
- 一度来てよかったので再度ご来店のお客様
- 大好きでいつも来るお客様
この1-3は違うお客様になります。
もし全てのお客様の顔を覚えていることが出来たとしたらこの3種類のお客様は違う名前の方々であると言う事です。
勿論、通常は1から2.そして3と上に上がって行くのですが。
ある晴れた冬の日曜日を想像してください。
販客が100人いたとします。
1の方は一人1回のご来店になります。
2の方も一人1回
3の方も一人1回
その日に来ることになります。
なので100名の違う方が来たことになるのです。非常に単純です。
では、1か月単位で考えた時はどうでしょうか?
違う計算になります。
3の方がその月に5回来たとしたら
販客は5でカウントしてます。
一方、
人の数は1人ですね。
つまりこの3種類のお客様の内訳をしっかりと目標も持って活動することが基本になります。
3のAさんを一人呼ぶことが出来れば
1のBさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさんの5名様に相当することになるのですね。
それらを念頭に
1か月の売り上げ計画の中で(1年でも良いのですが)
1の方をXXXX名でOOO回の来店
2の方はXX名でOOOOO回の来店
3の方はXXXXX名でOOOOOO回
と言う風に計画することが必要です。
これは集客戦略と呼んで良いと思います。
何故これが重要か?
それは集客方法が大きく違って来るからです。
- つまりその3種類の人はお店に来る理由やきっかけが異なるのです。
- それに合わせてプランを作ります。
- そして先の戦略に合わせて投資額を決定します。
ここまで考えて初めてプランを作ることになります。
そしてそれが出来て初めて集客できるのです。
- 無駄な事や効果的でないことを多くしていませんか?
- 絶対に必要な事をやり忘れていませんか?
- そもそも自店のお客様の内訳を上記の1-3で管理できていますか?
それらが無い中での営業はある意味ギャンブルと言えるかもわかりません。
もちろん、そこまでしなくともあるいは何もしなくとも繁盛している店はあります。
が、
そこまでした方が成功の可能性が飛躍的に高まると言う事です。
そこまでしなくとも繁盛店はあると書きましたが、同じくそこまでしなかったが故に沈んで行った店の方が遥かに、とてつもなく遥かに多いのです。
ここにコンサルは必要か?
私は絶対に必要だと考えています。
飲食を専門にやってこられた方がその道のプロであると同じ様に、集客となるとそれはやはりそれのプロの領域になるからです。
時々私が個人的に行っていたあるバーでの実話です。
バーなので夜に営業をします。最近売れ行きが落ちて来たので昼にランチを始めることになりました。
目的はランチにやって来たお客様に夜に再訪してもらうことです。
選んだランチがいかにも若い女子が喜びそうなメニューのみでした。
理由は最近それが受けていると聞いているから。
看板も作りました。
チラシもまきました。
当然結果は全く夜の集客には結びつきませんでした。
理由は明白ですね。
ターゲットが全く違う。
夜の余った食材の処理にもならない。
お店にとってはスタッフの疲労や余分な人件費が発生し、3か月程度でランチ営業を止めてしまいました。
これらは珍しい例ではなく案外身の回りに多い例ではないでしょうか?
集客を専門に行ってきた。あるいはそれらが職務の中心であった人から見れば信じられない話です。
この例の様にやはりその道にはその道の勝利の方程式があってそれを知りえない限り中々成功流行ってこないと言う事だと思います。
どんなコンサルが良いか?
- 営業も含めたマーケティング専門のコンサルタント
が一番だと思います。
業界に関係なく集客はマーケティング(営業含む)の一部で考え方ややり方は基本同じです。
逆にXXXの業界しかできないマーケティングコンサルタントは少し不安です。
ビジネスはプロセス(何を、どうやるか)なので業界は基本関係ありません。
それを理解し、業界関係なく成果をだせるからプロのマーケティングコンサルタントなのです。
重なりますが、この部分は多少のお金を投資してでもプロの力を借りるのが得策だと思います。
次に続きます。
”飲食店経営の20コツとコンサル契約のコツ?” 全記事
①/20 ”20のワークエリア”
https://longlastingline.com/info/5509.html
②/20 ”店のベースコンセプト”
https://longlastingline.com/info/5521.html
③/20 ”ロケーションの決定”
https://longlastingline.com/info/5532.html
④/20 ”立地の決定”
https://longlastingline.com/info/5535.html
⑤/20 ”物件探しと取得”
https://longlastingline.com/info/5544.html
⑥/20 ”メニュー開発”
https://longlastingline.com/info/5551.html
⑦/20 ”仕入れ先の確保”
https://longlastingline.com/info/5556.html
⑧/20 ”実際のお店作り”
https://longlastingline.com/info/5563.html
⑨/20 ”事業計画”
https://longlastingline.com/info/5570.html
⑩/20 ”商品計画”
https://longlastingline.com/info/5576.html
⑪/20 ”サービスクオリティー”
https://longlastingline.com/info/5580.html
⑫/20 ”スタッフ”
https://longlastingline.com/info/5591.html
⑬/20 ”集客”
https://longlastingline.com/info/5595.html
⑭/20 ”顧客サービスと囲い込み”
https://longlastingline.com/info/5600.html
⑮/20 ”採用と労務管理”
https://longlastingline.com/info/5605.html
⑯/20 ”営業活動”
https://longlastingline.com/info/5610.html
⑰/20 ”継続認知の獲得”
https://longlastingline.com/info/5628.html
⑱/20 ”組織作り”
https://longlastingline.com/info/5636.html
⑲/20 ”事業の継続”
https://longlastingline.com/info/5655.html
⑳/20 ”トラブル対処”
https://longlastingline.com/info/5662.html
㉑/20 まとめ・最後に
https://longlastingline.com/info/5669.html
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