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成功するための条件
TCLP
- Thinking skill (問題を解決する能力)
- Communication sill (他人を説得できる能力)
- Leadership(人を動かす能力)
- Power(やり切るパワー・力強さ)
と
ICF
- Integrity(誠意・誠実さ)
- Courage(勇気)
- Fairness(公平性)
今回で TCLP & ICF の最後のなります。F つまりFairness =公平性です。
ビジネスにおけるfairness=公平性とは
ほとんどのビジネスマン・ウーマンの皆さんは自分は公平に人と接していると考えていると思います。
それでないと困るのですが往々にして自分でも気づかないうちに”不公平”に人と接していることが多いものです。
そして、
ビジネスにおいては公平性は人に対してだけ大切なものではないのです。
社内の人に対してだけでも
- 同僚
- 部下
- 上司
とあります。
- 部下には偉そうなのに上司に対しては弱腰。 これは不公平です。
- 部下のAさんが相談に来たら親身になって話を聞くがBさんには余り積極的に関わらない。苦手だから。ダメです。 不公平です。
- あいつは趣味が一緒でよく飲みに行くからついつい評価が甘くなってしまう。決して許される行為ではありません。
- 逆もそうです。あいつは気に食わないから評価を落としてやる。最低の上司ですね。
ビジネスにおいてはあくまでも結果が全てです。
貴方の好き嫌いでビジネス上のいかなる決断も下してはいけないのです。
それはプライベイトシーンのみで行うべき行為です。
- 仲良しのCさん。 仕事がどうしても不満足。改善の兆しもない。でも釣りの趣味が一緒でよく二人で出掛ける。
一緒に夜釣りに行った翌日。部屋に呼び出して退職勧告をする。
これがビジネスにおける公平です。
ICF の F(勇気)がとても問わる場面でもありますね。
社内の仲間。それが同僚でも、部下でも、上司でも。 あいつは不公平な人間だと思われることほど不幸なことはありません。
- ワンマン社長については口にこそ出さないけれども社員からそう思われている人が案外多くいます。
時々振り返って胸襟を正すべきです。自分では気づかないものです。自分では公平だと思ってやっていても他人からみたらとても不公平だと感じることを行っている恐れがあります。
その社長の態度が今の業績の悪化・伸び悩みを招いている主要因である可能性もあります。
人は誰もが公平に扱って欲しいと思っています。
人間の根源の欲求です。
そこを無視して業績が上がるはずはありません。
公平性は人に対してだけか?
違います。
公平性は
- 得意先
- サプライヤー
についても必要です。
- 大手の得意先については納品価格をこそっと下げる。
これは本来は行ってはいけない行為です。
- この得意先は弱腰だから高い価格で納品してやれ。
本当に失礼で不公平な行為であることに気付かなければいけません。
正しい行いは
”この金額を超えたらいかなる得意先であってもこの価格になる”
と言う公式の制度を作り全得意先に発表する
これが正しい企業の姿です。
その様な企業に対しては得意先は厚い信頼感を置きます。
”言えば何とかなる”
と思われている企業は不幸です。ストレスと雑務がとんでもなく増えます。
例外は作らないと言う強い意志統一が社内で必要です。
サプライヤーに対しても同じです。
顧客に対しても公平性はとても必要です
優良顧客にはサービスをしてはいけないのか?
これは不公平ではありません。
優良顧客には良いサービスをするのはビジネスの定石です。
しかし、
それを見ていた他の顧客の方が”何であの人だけ?”
と疑問に思い質問された時に胸を張って答える準備が必要です。
優良顧客の定義をしっかり持つことです。
何も購入金額だけではありません。訪問頻度だけでもありません。
自社が望む顧客像から決定すべきです。
そして
”誰に聞かれても胸を張って隠すことなく理由を言える”
これが公平か不公平かの見分け方です。
- 理不尽なクレーマーにサービスをしてしまう。
よくあることです。が、これも典型的な不公平性です。
通常顧客の方に対してとても不公平で失礼な行為です。
やはり、ここでも勇気と誠意が問われますね。
公平か不公平かの判断の方法
単純かつ明快です。
胸を張って誰にでも発表・言えるかどうかです。
- その人事
- その価格
- そのサービス
- そのクレーム処理
胸を張って全ての 得意先・サプライヤー・顧客・社員に発表できるかどうかを
決断の前に自分に問い分けることが大変重要です。
そしてその様な文化が根付いている企業はとても強い筋肉質の企業と言えます。
これで
TCLP & ICF についての解説を終わります。
”言うは易しやる難し”
です。
頭の片隅においてくだされば本望です。
そしてこれは ”人生の在り方・自分の生き様” についても言えることですね。
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