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経営相談 : 組織作り - 困った社員への対応 ③

”ビジネス実践・経営コンサルティング ”ロング ラスティング ライン3L” 

が分かりやすく解説します

<京都・大阪・関西・東京・全国対応>

 

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困った社員=仕事をしない社員への対応についての3回目です。

 

困った社員の種類

 

  1. 自分の仕事の方法がベストだと信じていて他のやり方や方法を実践しない
  2. ”やりたくないこと” と ”やってはいけないこと” を混同? してやりたくないことを正しいこととして押し通そうとする
  3. まるで自分が会社の社長の様に会社の問題点を指摘ばかりし、この会社は問題だらけだとし、社長や会社の方針に従わない
  4. 会社をよくするためだと信じて自分のレベルに満たないあるいはやり方に従わない他の社員にパワハラに近い行為を繰り返す。
  5. 会社のルールをばかげているとして守らない。
  6. 周りに会社の悪口を吹聴して回る。

 

今回は

2の”やりたくないこと” と ”やってはいけないこと” を混同? してやりたくないことを正しいこととして押し通そうとする

 

とする困った社員です。

私の経験ではどちらかと言うと若手に多い気がしました。あくまでも自分の経験ですが。。。。。

 

これは本人の深層心理の問題であり、心理学者でなければその理由や本質は語れないのだと思うのですが、、、

 

要は会議の席や話し合いの場で何かについてのアクションを検討している時に反対意見を言うのですが、

その根拠が 

”はっ、どういう事???” と首をかしげたくなるものであったり

”それって貴方の部署だけの事でしょ”と言いたくなったり

はたまた、”この問題の本質ではないよね。。。”と思える。

 

その様な理由を延々と語りアイデアをつぶそうとする人です。

 

とどのつまり

自分が嫌なだっけじゃん! と言うタイプの社員です。

 

本人は自分は正論を言っているつもりであり ”貴方がやりたくないだけじゃないの”とでも言おうものなら大げんかになります。

 

困ったものです。。。。

 

こんなことがありました。

 

社長の判断で ”泣く泣く” オフィスをコスト削減の為に移転させたい。ついてはその場所を選定する会議の出来での事です。

今は都内の一等地で誰もが知っている憧れの住所。

でも会議の席で出てくるのは便利であるかもわからないけれども決して他人や他社から羨ましがられるような土地ではない。

 

”そこは電車では便利だけども、車では置く場所がないですよ!” と基本誰も車で通っていないし、都内なので得意先も自家用車で来る方は現在もいません。

 

”駅から少し歩くので雨の日は濡れますよ!” これには”はっ? 何言ってんの”です。

 

挙句の果てには ”オフィスの住所は会社のグレードを表すものでありその土地ではグレードが落ち売り上げが落ちます!”

ほんと?????? どこにそんなデータがあるのと言いたくなります。

 

もちろんファッション関連やコスメティック関連など、やはりおしゃれな都心にオフィスがあった方が格好が良いのは事実です。

でもそれらの業界でさえそうでない住所にオフィスがあれば本当に売り上げが落ちるのでしょうか? 逆に言えば、青山に本社を移したら売り上げが上がるのでしょうか?

 

もちろんそこにオフィスを持っていることは大きなプラスであることは事実です。

 

が、この会議の時点ではそんなことよりも業績の低迷と利益の損失で社員のリストラも行おうかと言う時でした。

 

”そこの候補オフィスは階段が狭いのでコピーを持ってお上がる時に業者さんに窓から入れてもらわなくてはいけないのでコストの無駄使いです!”

もありました。

これには誰も反応できませんでしたが。

 

この社員には特にお咎めもありませんでしたが(意見を言うだけなのでこれで咎められたらそれはまた大問題ですが)、他の社員からの信頼感はかなり失ったに違いありません。

 

リストラの決断の時などには普段冷静な多くの人がこの負のスパイラルに陥ってしまいます。人間とは本来そういうものなのでしょうが。。。。

 

困ったものです。

 

やってはいけないこととやりたくないことの区分けはついつい見失ってしまうものですが、そんな時でも冷静に判断し意見を言えることはビジネスパーソンとしての基本です。

 

誰もやりたくないことはしたくないのです。

その負の気持ちやスパイラルから抜け出せてこそプロフェッショナルビジネスパーソンですね。

 

会社の正義とは会社にとって損か得かで判断する。

 

この基本の考えが出来ておらず会社・組織の進行を阻害する。

これはやがて会社の成長を阻害することにまでも繋がります。

 

こういう社員は困った社員=仕事をしない社員

と言えます。

 

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