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マーケティングの6要素について各要素解説の1回目です。
マーケティングの6要素
それでは第1回目は ”商品” です
これはもちろんサービス業の会社の場合はそのサービス自体が商品になります。
では、例えば飲食の場合の店内の接客サービスは商品に値しますか?
yesです。
これに対してNoとお答えの飲食店オーナー様はそれなりのお考えをお持ちだと思いますので私が口を挟めるものでもありませんが、一般的にビジネスの観点で考えると店内サービスも飲食店の重要な商品です。
サービスにも接客からインテリアまで様々です。
食事は味だけではないと考えるなら全てが商品と言えます。
では商品を作るために具体的にどんな作業=アクションが必要でしょうか?
- 消費者理解(ショッパー理解)
- それに基づいた商品のコンセプトの開発
- そのコンセプトに基づいた商品にブランディング
- それを体現化した商品パッケージや店つくり
- あるいは伝える言葉=コピー
- 等
についてが主になります。つまりこれらについて全てアクションを取る必要があります。
ターゲットのお客様は何を求めているのか?
これが全てのスタートです。先に手元に商品があった場合でもそれに対応するターゲットのお客様がいるはずなので同じことです。
その方にあった(できればドンピシャの!は困難なのですが。できるだけ合った)
コンセプトの開発。
このコンセプト。聞くとなんだかややこしそうですが。。。。簡単に言うと
貴方のその商品って何?を一言で説明することです。
商品が生きているとしたら”私は誰?”です。
ここがなければ売り方も考えられません。
分かりやすく。。。例を挙げると
コンセプトは
”世界最速で且つ最高級の限定数しか生産しない超高級スポーツカー”
みたいな感じです。
そしてブランディングと言うのは
このコンセプトも含めて(あるいはベースにして)
この商品は誰に対して、何を、どんな形で、どこで与えることが出来るのか
を決めることです。市場でのポジションのもとですね。
- 最高級の車を欲する富裕層に
- 銀座の真ん中の会員制のショールームで
- 最高級のおもてなし(雰囲気・食事・飲み物・接客スタッフ)
- でしか販売しない
- 日本に何台しか存在しない(輸入しない)
- 世界最速の
- 1億円の最高級車
等です。
次いで
それらを体現化した(それらに基づいた=相応しい)パッケージや店作り
最高級車を買う富裕層の方を満足させるためには最高級の場所でなければならない。なので普通では足を踏み入れることのできない場所で店を作ろう=会員制のショールームや最高級シャンパンでのおもてなし。
あるいは限られた人数の方だけのご招待等です。
ターゲットの方にはきっと喜んでもらえるはずです(と、そう確信すること)
そして、コピー
それをどんなツールでどんな言葉でお伝えするか。。。。
となります。
書けば簡単です。
が、最初の消費者理解と言うスタートが一番困難です。
大掛かりなリサーチ等は資金豊富な大企業ならともかくなかなかできません。
解決策は二つです。
- それらに詳しそうな人を招いて意見を聞く
- 普段から観察する
ことです。
1は比較的容易です。多少のお金がかかりますが、、、周りを探せばターゲットの方と思われる人がいます。
いなければあるいはもっと精度を高めたければその世界のコンサルタントの力を借りるのも手です。
そして重要なことは2の観察力です。
普段から将来自分のビジネスのターゲットになりそうな人や物を観察することです。
その為には観察力を磨かなければなりません。
観察力の差
分かりやすいので、ファッションを例にとります。
例
街中で素敵な紺のジャケットにブラウンのパンツを合わせた紳士を見たとします。素敵です。
観察力の鈍い人
紺のジャケットとブラウンのパンツってカッコいいな。
早速買いに行きますが全く似合いません。
それには理由があります。
紺のジャケットとブラウンパンツと言うだけでは50点なのです。
観察力の鋭い人
紺のフランネル生地のシングル2つボタンでナチュラスショルダーの腕回りが細目のジャケット。袖のボタンは3つで1つ外して抜け感を出している。
パンツはやはり厚みのある生地でブラウンだけども薄めのブラウンだ。少しテーパードした裾をダブルにしてる。長さはハーフクッションなるかないか。
靴は茶色でなくて黒のダブルモンクシューズでピカピカに磨いている。しかもストラップは一つ外してここも抜け感を出している。
だからカッコいいんだ。。。
となります(すみません。知ってる言葉を並べ立てて適当に書きました)
観察力の鋭い人は、この要素の一つでも欠けたら0点になることをよく知っています。
100ピースのジグソーパズルは1ピース欠けたら99%でなく0点だ
と理解することが重要です。
鈍い人はそこで大きく出遅れます。この出遅れは成功の可能性を著しく低下させます。
では観察力の磨き方は?
。。。。。。いつもいつも24時間頭をビジネスモードにして自分のビジネスに少しでも関係の在りそうな事案については良ーくみて一体何なのか?何が起こっているのか?これは何で良いのか・悪いのか? 改善点は何なのか?他と何が違うのかを問いかけて言葉にしてみることです。
飲食であればプライべートで出かけた店で良い点と改善点を10個づつ挙げるとかです。
これを繰り返すことによって観察力と洞察力は高まります。
次回は
宣伝方法についてです。
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