京都・大阪・東京・全国対応の ”戦略＆実践” 中小企業コンサルティング
ロング ラスティング ライン３L
電話：090-6650-9858
メール：info@longlastingline.com
事業計画の3回目です。
今回は実際にどの様な順序で事業計画を作っていくのが良いのかについてです。
事業計画作成の基本のステップ
以下の7ステップでの作成が一番効率が良いと考えます。
1 事業エリア設定（商品・サービス・国や地方）
2 市場分析
3 目標の設定（売り上げと利益等）
4 戦略の設定（①商品戦略・②マーケティング戦略・③営業戦略・④組織戦略）
5 各戦略ごとのアクションプラン（実践プラン）の設定 （メジャメントとしてKPIの設定）
6 上記の３,4, 5が”正しく” ＋ ”実行可能” であることの証明
7 Principle（原理原則）の設定 ： やりたくないこと・やってはいけないこと等
ここで重要なことはこの順番に１から７までを律儀に進める必要は必ずしもないと言う事です。
何故なら進めて行くうちに
”あれ？やはり営業戦略がおかしいな。。。”とか
”目標を修正する必要があるな。。。。”等が
必ず起こるからです。
ですので実際の作業は行ったり来たりの繰り返しです。
市場分析
市場の分析ははかなりトリッキーなものです。
正しい戦略を選定するのに十分な資料やデータ等は基本的にありません。
過去の市場の動きや類似カテゴリーの動向。そしてそれと比較した自社のプログレス等を見て今後の”正しい”戦略を教えてくれるデータ等はこの世に存在しません。
あくまでデーターはデータ。それも基本的に過去のものです。
それらは
”だいたい正しい戦略”を示唆してくれる
ことは合っても１００％正解を示してくれるものではありません。
そもそもデータ自体が同じものを見ても肯定と否定のどちらの証明も出来うるものなのですから。
データがないからと言いてそこで止まる必要はありません。
また、事業計画自体は何となくでも
すでに大まかにの方も頭の中にあるものです。
- 戦略
- アクションプラン
- 目標
はいつも考えていることが多いと思います。
まずはそれを正解としながら作業を進め。
”待てよ。。本当かな。 データーを見てみよう”
と言う形の行ったり来たりで進めて行くことで良いと思います。
一番困難なのが
各アクションや戦略が目標の達成の為に
”何故それが正しいのか？”
を証明することです。
これは第３者から見れば至極当然の事なのですがしばしばご当人はそれが頭から抜けちている場合があります。
例えば、その目標を達成するのに
- 何故XXX店舗の店が必要なのか？
- 何故そのインフラに投資する必要があるのか？
を等をご本人はあまり深く考えていない場合があります。
”うちの製品は素晴らしいからこれくらい売れるんだ”
は絶対に事業計画ではありません。
それは希望と夢です。
考えるまでもなくそれで固められた計画に投資・融資する人は原則いません。
それを証明するのに、先のデータが必要なのですね。
ではどの様なデータを最低そろえる必要があるのか？
- 市場のデータ
- 競合のデータ
- 自社の過去の活動とその際の売り上げと利益の変動
- 自社製品のカテゴリーについての顧客の動向
- 経済的な生活スタイルのトレンドと予測
は少なくとも用意したいものです。
ここまであればほぼ解決はします。
後は先の事。将来のことは神のみぞ知るです。
忘れてはならないこと
事業計画はあくまでもスタートラインです。
実際のチャレンジや困難は
実践にあります
予期せぬことは日々起こります。
それに対処する力量が組織になければなりません。
と言う事は
組織戦略が成功のカギを握る場合があるという事を是非覚えておいてください。
どんな人が必要か？
どのレベルのスキルが必要か？
やる気の上がる評価制度・人事制度の導入
等
しばしばここを考えない企業がありますが。。。やはりここは商品戦略・マーケティング戦略・営業戦略とならぶ４大戦略に一つだと考えます。
企業の成長・成功のカギは社員が握っていることを是非お忘れなく。
関連記事
＜事業計画・経営戦略＞① ”事業計画ってそもそも何？”
https://longlastingline.com/info/5815.html
＜事業計画・経営戦略＞② ”事業計画”に入っていなければならない事柄
https://longlastingline.com/info/5822.html
＜事業計画・経営戦略＞③ ”事業計画”作成の具体的ステップ
https://longlastingline.com/info/5830.html
経営戦略・マーケティング・営業・評価制度のことなら
京都・大阪・東京・全国対応の”戦略＆実践”中小企業コンサルティング
ロング ラスティング ライン３L
