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先日クライアントの企業から今中途採用の面接をしているのだがなかなか良い人がいないと相談を受けた。
一方で、今転職活動中の知り合いから面接で内定をもらう秘訣について聞かれた。
また、今転職エージェントがクライアントにいる。
自分では4社で面接官を勤めた。
3回転職をした。
そこで私が思う秘訣を解説しようと思う。
これは面接官にも転職中に求職者のどちらにも同じことが言えるはずだ。
良い人材の選び方
人材は
- スキル面
- 人柄面
の2面で判断して選ぶべきである。
また、面接の手法として求職者に語らすと言うかたちがあるが私はあまりお勧めしない。
採用側からどんどん突っ込んで聞いていくべきだ。
”あなたの強みを教えてください”的な聞き方は非効率だという事である。
スキル面を判断する方法
- まず、採用するポジションの職務を明確にする(職務分掌・R&R・JDなどと呼ばれているものだ)
- それに照らし合わせて今回必要なスキル・強みとそれらのレベルを決定する。それを箇条書きにする。3-5でよい。それ以上多いと曖昧になるし少ないとはずれを引く可能性が高い
- 2で箇条書きで書いた望むべきスキル・強みについてそれを判断する質問をこちらからどんどんする。時間は限られている。
これだけだ。大変シンプルである。
ここで大切なことは
望むスキル・強みを箇条書きにそして具体的に書き出すという事だ。
スキルと言ったが大上段に構えず”強み”と言い換えてもよい。
- XXXをOOOするスキルがこの職務には絶対に必要
- ロジカルシンキングスキルが高いこと
- OOOするのが強い人が必要
等である。
具体的でさえあれば表現はどうでもよい。
その一つ一つに求職者がその強み・スキルがあるのか。あるとすればどのレベルかを判断する質問をするだけだ。
質問の内容
- 弊社の営業手法は自分で得意先を開拓し、商品の説明をしたうえで合意を取り契約まで行うことなのですが、それは貴方には可能ですか?
- なるほど可能だとお考えですね。
- それではそれを証明する理由を教えてもらえますか?
- なるほど。その経験からそれができるとお考えなのですね。
- それではその強み(スキル)を当社の営業では具体的にどの様に活用されるか教えてもらえますか?
でよい。
これの答えに正当性があり一貫性があれば
ほぼ間違いなく採用しても問題ないと言える。 当然頭の回転も速いと考えられる。
求職者は逆にこれを聞かれることを念頭に自分の強みや持っているスキルを整理しておくことが重要だ。
実際には上記の様に面接官に質問されることは稀かもわからない。
が、
それを整理できていない人はどこに行っても内定をもらう事は簡単ではないだろう。
想定質問以外が来た時にあたふたしてぼろが出ることになる。
人柄の判断
これは難しい。。。。
短時間の面接で100%理解することは不可能だ。
そういう意味で、運だと言える。
が、出来るだけ運呼び寄せる質問はある
人柄を見る方法
- 何故この業種を選んだのですか?(例:何故、営業?)
- なるほど。ではなぜその業種をこの業界でやりたいと思ったのですか?(何故、電気機器業界で?)
- 分かりました。それでは何故その業種をこの業界でやるのにうちの会社を選んだのですか?(何故、うちの会社で?他にもあるのに。。。)
である。
この質問は相手のこちらに対する真剣度合いを測る物差しになる。
この質問に慌てずに理論立ててこたえられる人材は、
誠実に真剣にうちの会社を考えている人が多い”可能性”が高いと言える。
また、このやり取りを通じて相手の空気感と言うのがある程度見える。
慌てふためいて投げやりになるのか? 熟考しすぎて黙ってしまうのか?
どう考えてもわかる嘘をつくのか?逆切れするのか?などである。
当然、求職者はこれに対しての答えを用意しておかなければならない。
一つ注意がる。
ここについて内定を貰うためにだけ答えを用意することはあまりお勧めできない。きっと短時間で再度転職活動することになるだろう。
これをクリアにして初めて行きたい会社を選ぶことが王道である。そして内定に近ずく。
参考になれば幸いだと思う。
私はこれで人を採用して外れたことはない
私はこれで転職を成功させてきた。
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