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前回まではロジカル・シンキングの3つのスキルのうちの1つ ”思考法(3つある)”について解説したが、
今回からは2番目の
ベンチマーキングとアサンプション (Bench Marking & Assumption)に入って行く
ロジカル・シンキングを構成する3種類のスキル
- 思考方法
- ベンチマーキングとアサンプション (Bench Marking & Assumption)
- ファクタリゼイションとアクティビティーシステム (Factorization & Activity System)
の2番目のことだ。
ベンチマーキングとアサンプション (Bench Marking =BM & Assumption)とは?
私なりの言葉でシンプルに説明すると
何かどうして良いか分からない中でプランを作らないといけない時
- 似たものを仮の目標として置いて(BM)
- それを参考に様々な仮定をたてる(Assumption)
となる。
そう、
- Bench Mark(BM) = 仮の目標
- Assumption=仮定
と言い換えると分かり易い。
これはいかにもビジネスで使える。
非常にシンプルな話しなのだが現実にはこれをあまり利用せずにスタックしているビジネスパーソンが余りにも多いことに驚く。
全く難しい事ではなくあたり前のことだ。
これを分かり易く説明するのに ”フェルミ推定” と言うのがあるがご存じだろうか?
- 富士山からめる星の数はいくら?
- 東京の自転車の数はいくらある?
の様なとんでもない質問についてもこのBMとAssumptionの考え方対処できる。
東京の自転車の数は?
BM : 大阪の自転車の数。昨年前項で販売された自転車の数。東京のバイクの数。東京の人口etc .etc. etc…
何かを仮の目標(?)= BMとして置くのだ。
Assumption : この場合だと自転車の数は人口比に比例すると仮定すると。。。。。
と言う事だ。
例えば大阪の自転車の数が100万台と言うデータを入手できれば、人口比から東京の自転車の数を推定できるだろう。これがフェルミ推定だ。
これは実際はビジネスの現場も必ず出てくる課題に対する対処方法でもある。
- 北海道の企業が新規で大阪でたこ焼き屋を出したい。 売上目標を幾らにするか?
- 新しい新店舗を渋谷に出す。 スタッフは何人必要か?
- 来期の目標はいくらにするか?
等。
何処でもいつでも直面する課題に対処する時には
BM と Assumption と言う考えを利用して対処するのだ。
大阪で出すたこ焼き屋
BM : どれか大阪にあるたこ焼き屋 と同じ感じだろう。。。
Assumption : そのたこ焼き屋と同じように推移する。あるいは(立地が悪いので)それよりは下回る….と仮定する
と言う具合だ。
何も難しくはない。
ただこれをハッキリと定めずに走り始めている人や企業がなんと多い事か。
それでは上手く行かなくなった時にどこが予定と違うのか分からない。と言う事は次の手が打てないいうことになる。
それ以前にそもそも目標が間違っていたのかもわかない。BMとした店の数字を見ると自分たちの考え=妄想が大きなあやまりだったと気づくこともあるだろう。
BM設定で気を付けなけれなならないことは。。。
データが取れることだ。 データを取れることをBM設定の最低条件とすることが大切だ。
これは絶対に忘れてはいけない。 でないと妄想で終わることになる。
また
Assumptionは、
プラン時にしっかりと記録しておかなければならない。 修正時に必ず必要になる。 仮定が間違っていたなら仮定を変更して再出発すれば良いだけだ。
次回は3つ目のスキルの最後
Factorization と Activity System について解説する。
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