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前回は
物事を決定する時には ⓵ ”原理原則” が大切
を解説しました。
今回は同様にもう一つの重要な要素である
”目的設定”
についての解説です。
目的設定とか原理原則などと書くととても大げさな事の様に思えますが、今回も前回と同様そんなに大げさな事ではなく普段の会議や日々の物事の決定にいつでも気軽に使用できる手法です。
目的設定とは?
何かを決める時に、
”何のためにそれを決めるのか?
をクリアに把握することです。
とても単純です。
が多くの場合でそれをやっていないのです。
- 日々の会議
- 今日のこの作業
- 部下への指示
- 云々
いつでもどんな場面でも使えます。
例 : 今回もサッカーを例として取り上げます。(昨日 Japan vs Brazil がありましたね)
”サッカー日本代表が勝てる為のプランを考える。”と言うタスクがあったとしてます。
- 目的 1 : 今年のワールドカップでベスト16に残る
- 目的 2 : 今年のワールドカップで1勝を挙げる
- 目的 3 : 今年のワールドアップでスペインに勝つ
- 目的 4 : 秋の練習試合でブラジルに勝つ(実際はそんな予定はありませんが。。。)
この4つの例でそれぞれ
- 練習内容
- 招集メンバー
- 作戦
- 偵察相手
- 分析内容
- 等など
全て変わってくることは明白です。
スペインに勝つと言う目的3であれば徹底的にスペインを分析し、スペイン代表メンバーが所属しているチームと頻繁に対戦しているチームに所属している日本人選手を招集する。勿論同僚であれば尚よいでしょう。等がプランとして出て来そうです。
一方、ベスト16に残るのであれば、スペインだけでなく、ドイツもいるリーグなので、いかんともしがたい体格差を埋める運動量豊富な選手を招集する。パス回し中心の戦略と布陣を敷く等。になるのではないでしょうか?
明らかに取るべきアクションが違って来ます。
これを日々の会議に置き換えると
例:売り上げが低迷している。これを打破するプランをみんな出してくれ!
だけでは不十分です。
正しい例 : 売上が低迷している。3か月後に昨年同様の3億の売り上げを達成できるチームにするためプランを出してくれ!
と言わなければなりません。
さもなければ、
各自とんでもない意見を出して来るか、あるいは誰も黙り込んでしまうかです。
何故なら、各自が”目的”を自分勝手に想像して設定し、それを達成するプランを出して来るのです。
それがリーダーの考え=漠然とした目的と一致しない場合が多く双方がいらいらし、
結局何も決まらないと言う事になります。
また、誰もしゃべらないと言う事も起こります。
何故なら、自分が想像する目的に合った意見はあるけれどもその目的が正しいのかどうか、リーダーの想いと同じかどうか不安で非難を恐れてしゃべれないのです。
ですので
リーダーは、あるいは一人で今日のタスクをこなす際にも
”これをやる目的はXXXXXXだ”と関係者に示すことが重要なのです。
そうです。そしてここにさらに
前回開設した”原理原則”がここに加わると完璧です。
目的設定 + 原理原則の明確化
これをいつも意識して行動するととても快適なビジネス環境と結果が出るようになります。
- ”戦略作り”の様な大きなタスクの際も同様です。
- 人事制度構築の際も同様です。
- 新規事業のプラン開発時も使えます。
- 送別会の店選びにも
- 課長へのプレゼント選びにもです。
本当に便利なものです。
試してみてください!
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