<ビジネスコンサルティイング ロング ラスティング ライン 3L が分かりやすく解説します>
私は年商8,000万円から10兆円の企業での実務経験があります。得意先はそれこそ売り上げXX百万円から兆円まで多岐にわたります。
よく聞かれます。“やっぱり大企業って我々中小とは違うのでしょうね?” “大企業さんの場合は違うやり方するのでしょうね?”等です。
その時いつも私の答えは同じです。
“はい。違います” です。
大企業が一般的に中小企業より優れている主な点は(資金力や待遇等は除いて)
- 世間からの信頼感
- 社員の“学歴“
- 社員のやる気
- ビジネスのシステム
- チャレンジ精神
*あくまで概ね/一般論です。本当は企業のサイズよりも会社個体そのもの、社長の器の差が企業の差だと思います。
1の世間からの信頼感は社員がビジネスをやる上で例えば何かを受注する時、お客様が商品やサービスを購入する時に大きな差になりますね。何と言っても購入の一番のプライオリティーは“安心”ですから。
2の学歴。社会が学歴主義=大手企業が良いなのだから当然ですね。 重要なことはこの学歴の差が多くの場合に開発力・物事の判断力・問題処理/解決能力・分析力・交渉力の差になって企業の力の差になることが多いということです。そしてその差はプライドの差となり個人個人の自信の差となり個人同士が互いに切磋琢磨しながらビジネスの結果として現れます。
3の社員のやる気。 これって大企業ってなんか官僚的になって社員はそれなりにやっているだけで中小の方が大きくなる為に熱く燃えてるんじゃないの?と言われることもありますが、やはり大手の方が高いと感じます。何故? それは“だから大きくなったんだ”と考える方が分かりやすいと思います。
4のシステムはもちろんコンピュータを駆使したシステムの差等資本力の差による部分もありますが、ソフト面=物事の進め方の差に表れる部分も多いです。 やはり大企業に勤める社員の多くは子供時代、学生時代を通じて例えば学級委員の経験や、受験勉強等を通じて物事を深く考えて解決したと言う経験を積んでいる人が多いと思えます。それらの人達の多くは“今の間違ったシステムを自分の考える正し姿に変えてやろう”と本能的に考えます。そしてそれが実際にシステムの改良となります。
5のチャレンジ精神。これは上記の子供時代や学生時代の成功体験が根本にありやればできたと言う経験を持っている人が多いということに加え、あまり負けた経験がないので会社に勤めてからも競争意識、負けん気意識が強くそれが他人と違う、他人よりももっと上手く物事をやりたい、やらなければならないと言う強迫観念?や意識が働くのだと思います。そしてやはり切磋琢磨され益々磨かれます。
つまり総括して大企業と中小企業の一番の差は
社員の資質の差だと思います。
*再度言いますがこれは概ねの一般論で、一番は企業個体としての差です。
当然ですが企業にとって一番重要な資源は 人=社員です。
資質=頭の良し悪しではありません。働く姿勢とでも言うのでしょうか。。。取り組む気力とでも言うのでしょうか。。。モチベーションと言っても良いと思います。
大企業がそれらの社員の特性を身につけたのは結果としてではなく、もともと中小企業の中でそれらの特性を身につけることによって大企業になった。そしてそこに新たな同じような高い資質を持った人が入社してくる。。。。と言うことです。
それらの社員の特性がやがて企業の文化となり優れた企業となるのだと思います。
そしてそれらの成長のためには何より社長の資質がポイントですね。
中小企業の社長が会社を大きくするためにまず考えなければならない、知らなければならないのはマーケティングや、財務、営業手法でなく(もちろん重要です!)
社員の資質の高め方
です。
多くの大企業の社員達が入社前から自然と持っていたその様な資質を貴方の会社の社員には
入社してから違った方法で与えれば良い
と言うことです。 そう、社長が与えれば良いのです。
社員の働くモチベーションを高める組織戦略ありますか?
社員に進む方向を理解させる企業戦略は明確ですか?
社員の働く目的と会社の目的を一致させるヴィジョンや理念はありますか?
社員が成功する目的(社員のメリット)はクリアですか?
それらを大切にしている社長の姿勢を社員は見えてますか?
”社長が考える社員のモチベーション(https://longlastingline.com/info/154.html)”と言うコラムで書きましたが企業の大小を問わず社員は幸せになりたいから働くことは不変の法則です。それがあると上向きの良いスパイラルとなりどんどん成長しやがて大企業となるのです。
そしてそれら具体化する手法は多くあります