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先日クライアントの起業家と話していてやはりこれがビジネスの基本だと再確認したことがある。
それは、分解することの重要性だ。
若い時ある尊敬する企業の社長に言われた言葉
”ビジネスは科学だ”
これがビジネスの根底の原理だと言える。
私自身も勤めた会社でも言葉こそ違えども同じ教えを受けた。
今までそれで何とかビジネスをやって来れているのだから間違ってはいないはずだ。
ビジネスは科学とは?
一言で言うと ”数式” であるという事だ。
非常に簡単な例で
売り上げ = 客単価 X 販客数
これは誰でも知っている。 即ちこれが科学であると言う事だ。
もっと深堀出来る。
- 販客数 = 入店者数 X 購入率
これがアパレルのショップだと
- 販客数 = 入店者数 X 試着率 X 試着後の購入率
となるだろう。
そして、さらにもっと分解できる。
- 入店者数 = ターゲットの人数 X ブランドの認知率 X 興味を持つ率 X ショップの前を歩く率 X OOOO
と言う具合に永遠に続くことになる。
これがビジネスは科学であると言われる所以である。
分解するとは?
正に上記の例のごとく、
最終の売り上げ確保の為にその構成要素を見極めて各要素に分解していくと言う意味である。
上記の例を再度応用すると
ターゲットの人数は変更できない。これは日本の人口や男女の構成比や趣味嗜好の構成比が変わらない限り自分の力ではどうしようもないものだ。
しかし、他の要素は自分の力で変えることが出来る
この例ならば認知率は変更できると言う事だ。
そして、自分の力で変えられる要素に働きかける事を
アクションと呼ぶ
そして
アクションを起こして必要な数字に変える事 = これをビジネスと呼ぶのだ
つまり
- ⓵ 売り上げ目標の設定
- ⓶ 各要素に分解
- ⓷ アクションを起こす要素を決定
- ⓸ その目標を決定
- ⓹ 目標達成する為に必要なツールや行動の確定と実行
と言う具合に進めて行くことがビジネスだと言うことだ。
当然
アクションは狙った要素に確実にヒットし定めた目標が達成できることが条件となる。
分かり易い別の例。Eコマースの自社サイトでの販売だとする。
- ⓵ 売り上げを100万取るのに、販客数が30人必要とする。
- ⓶ 30人の販客数を獲得する為には300人のビジター(クリック)が必要
- ⓷ 300人のビジター獲得の為には10,000人の目に触れなければならない。
となる。
アクションプランは10,000人の目に触れることを達成するものでなければならない。
逆に言うと10,000人の目に触れる事を実現出来たら売り上げは自動的に達成されると言う事だ。
至ってシンプルな発想であり、基本中の基本であると思える。
実際にはその基本を無視してむやみにアクションを起こしたり、意味のないそのアクションの為に無駄なお金を使っていないだろうか?
- 分解する
- 目標を達成する為に変えるべき要素を確認する
- その要素の必要な目標を確認
- それが達成できるようなアクションプランを作成し、アクションする
これだけだ。
ビジネスはいたってシンプルである。
再度、点検することが必要だろう。
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