京都の ”戦略&実践” 中小企業コンサルティング
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私も御多分に漏れずロジカルシンキングの研修をやることがある。
ロジカルシンキング。。。。様々な形で様々な方がそれらを語っている。
一言で言うと倫理的に考えたり、話したりする方法ということだ。
今日は、そんなややこしい話ではなく、最近会議やディスカッション。あるいは相談を受けて思ったことがあるのでそれをお伝えしたいと思って記事にしてみます。
そこをもう少しだけ意識したらもっと早く、上手く議論はまとまるのにと言う点を指摘したいと思います。
何かの参考や発見になれば本望です。
物事のには ”表面” と ”核心”がある。
人が人を説得する場合その核心を突かないと合意を得られないと言う話し。
表面と核心とは?
表面とは文字通り、人が何かを他人に伝える時に”口にする”言葉そのもののことである。
核心は言うなればその表面の裏に隠れている本当に言いたいことである。
厄介なことに、言っている本人は核心を言っているつもりで表面を声高に叫んでいると言う事である。本人が気づいていないのだから聞き手の中でその言葉から核心までに気が回る人はそうは多くはない。
それが議論をややこしくする。
それが人の間の溝をますます大きくする。
身近な例としてこんな例ではどうだろか?
”何で、私が晩御飯作って待っているのに貴方は何の連絡もせずにこんな遅い時間に帰って来るの!!!?”
”別にいじゃないか。待つ必要なんかないよ。先に食べてればいい”
”そんなこと言っても冷めるでしょ!”
”レンジで温めるから問題ないよ。 おれは冷めたのが好きなんだ”
”はっ???!!”
と言う感じの喧嘩。
結婚していれば100%この経験があるはずだ。
妻が言いたい核心は。。。。
”妻の私が真心こめて作ったご飯を貴方と二人で一緒に食べたいの。それが幸せなの。何でそんな私の小さな気持ちを分かってくれないの”
と言うことだ。
でも、妻は興奮しているからか、上手くその核心を伝えれない。それが核心だともその時点では気づいていない。
核心を伝えてくれれば、夫としても納得して次から行動を改めるだろう。
仲裁に入ることがあれば冷静にその核心を見極めてあげよう。
同様の事がビジネスの現場でも良く起こる。本当によく起こる。
特に多いのは、
自分が誰かせいで理不尽な目に会った時だ。
それを、改善するように相手に求める時。
それを、上司や誰かに相談する時。
ついつい表面を説明することに終始して、核心を言わない。
言われた方はその表面の言葉に対して返すから、いつまでたっても解決に至らない。
”売り上げが悪いいのでなんとかしてください”
と、コンサルに相談がある。
これも表面だ。
よく話を聞いてみると、
売り上げが低迷して来てその解決策を練った。 ある程度正解だと思う解決策を見出したが、
- それを実施するスキルを社内では誰も持ち合わせていない。だからその部分を補うためにコンサルを求めている。
のか、
- それを実施するのに銀行の融資がいる。融資が中々降りないのでそれをサポートしてくれるコンサルを探しているのか?
あるいは、
- その解決策についてそ例外の道はないのかを判定するサポートをして欲しい。
等。核心が場合によって大きく違う。
それが違うと必要なコンサルも違うはずだし、コンサルによっても出来る部分と出来ない部分がある。
だから、どうしてもここは依頼する方としては外してはいけない部分だ。
にも拘わらず
核心を最初から言えるクライアントは中々いない。
つまり、人は誰もが表面の言葉を第一義的に使用し、併せて核心まで話すのは困難だと言う事だ。
それを上手く導くのがコンサルタントでもある。
コンサルタントに一番大切な資質の一つは
”課題発見を上手く導いていあげる力”
である。
表面の言葉であるか核心の言葉なのか。
友人どおしでも、社内会議でも、得意先を説得する時にも、クレームを言う時にも。。。いつでも
言う方も、聞く方も注意深く検証しながらビジネスを進めて行く必要があると言う事だ。
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