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経営コンサルタントのブログ <評価制度・人事制度・部下・リーダーシップ> 部下が辞めたいと言ってきた。どうする? : 京都の中小企業コンサルティング 3L が解説

京都・大阪・東京・全国対応の ”戦略&実践” 中小企業コンサルティング

ロング ラスティング ライン3L

https://longlastingline.com/

電話:090-6650-9858

メール:info@longlastingline.com

 

 

管理職・リーダーポジションいいると必ずと言っていい程

 ”会社を辞めたい。。。。”

と言って来る部下がいます。

 

そんな時どう対処するのが良いのでしょうか?

 

 

退職意向の種類

 

まずはその”辞めたい”あるいは”辞めます”には種類があるという事です。

 

この種類に合わせて対処することが適切な上司のアクションと言えます。

 

退職意向の種類

 

  1. ⓵ つらいので辞めたい。。。。(もう耐えられない)
  2. ⓶ つらいけどもまだ頑張りたい。。。でも自分は会社から必要とされていないから辞めた方が良いと思うので。。。。
  3. ⓷ こんな会社馬鹿らしくってやっていられない。
  4. ⓸ この会社・この仕事は自分がやりたかったことではないので他を探します。。。。
  5. ⓹ 家族の都合等で辞めたくないけれども辞めざるを得ない。。
  6. ⓺ 良い転職先が見つかった。そこに転職するので辞めます。

 

大体上記の6つに分かれます。

 

このうち4と5。そして6は上司としてどうしようもないと言うしかありません。 

 

これは彼女・彼の人生の決断ですので応援してあげましょう。

 

仮にその人が会社にとって貴重な人材であったとしても取れるアクションは限られています。

 

4の場合は引きとめる必要はありませんが、

 

その本人が言う”ここには自分のやりたいことが無い”と言うところを深堀りしてあげましょう。

 

もしかして若さからくる勘違いかもわかりません(通常そうです)。

夢と現実の区別がついていないのかもわかりません。

それは指摘してあげるのは本人の今後の為にプラスになるのではないでしょうか。そこで気が変わってやっぱり残りますとなったら、その時はそれで良いと思います。

が、このタイプは必ずまた言ってきますので要注意です。

モチベーションも下がっているのが普通です。 甘ちゃんと言われるタイプが多いと思います。

 

唯一この3つの中で会社が対処すれば残る可能性があるのが5の家族の都合ですね。

 

 

  • 仕事時間を変えてあげる。 
  • 勤務地を変えてあげる。
  • 休みを変えてあげる。。。。

 

これらは本人が会社にとって何処まで重要かどうかは関係なく出来るのであれば対処してあげたいところです。

 

気を付けなければならないのが最近の流行りに乗るとそれが

 

”Sustainable = サステイナブル” であることです

 

つまり他に同じ状況の人が現れた場合に公平に同様に対処できる方法であることが重要です。

 

さもないとその特定の一人に良かれと思って取った行動が禍根となり後々とんでもない騒ぎや問題になります。

 

6の場合は

 

”それは良かった”

”おめでとう!”

 

と後は退職日等について出来るだけ現職に仕事に影響が出ない様に話し合うだけです。

 

 

難しいのは 1と2の場合です。

 

多くの場合のこの2つを理由としている部下は上司の貴方から見ても

仕事が出来る人ではないと思います。

自信喪失が根底にあるのですね。

 

正しい対処は

 

  • まず、1か2どちらかを見極める
  • 話しをとことん聞いてあげる

 

そして重要なこと。。。。

 

本人が上司の貴方から見て会社にとって今後貴重な人材であるかどうかを冷静に判断することです。

 

”貴重”と言うと社員が全員が貴重です。 でもここでは将来も今も会社が期待する様な成果を上げ続けられる能力があるかどうかと言う観点で判断してください。

 

特に1のパターンの場合は

 

もし冷静に考えて答えが”No” であれば本人が会社に残ることは本人にとって地獄であり続けるかもわかりません。 

 

  • 毎日毎日プレッシャーに耐えながら過ごす
  • 誰からも評価されずにプライドがどんどん傷つく。
  • 他のメンバーに迷惑かけて煙たがられる。。。

 

これは本人にとってとても不幸な事です。心に深い傷として残る可能性もあります。

 

この可能性が圧倒的に高いなら、つまり将来的に会社にとっては必要でなない人材と判断するのであれば上司は決して引き留める必要はありません。と言うか引き留めてはいけません。本人を不幸にします。

 

ただ、本人の今の精神的な状況により口に出す言葉や表現方法は変わりますから、最低でも1週間は考える時間を持つように言って後日改めて話す機会を設けることが重要です。 

 

その時にやっぱり続けますと言う事であれば今回の事はなかったことで良いと思います。

 

2の場合もそうですね。 

 

ただ本人が言っていることが上司の貴方にとっても事実であると考えるのであれば、その通り本人に伝えるべきです。

その上で今後改善することを上司の自分も手伝うので一緒に頑張ろうと言う姿勢が重要です。 

この場合は改善される可能性が十分あります。

 

考える時間を1の1週間程度ではなく月単位あるいは期単位にすることが重要です。

その期間上司の貴方は本人の味方であってあげてください。

 

能力に疑問がある部下に

”君は優秀だね”

と伝えることは大きな大きな間違いです。 決して本人のプラスにはなりません。

いつか必ず本人も気付く時があります。

また、そんな言葉を言いながら低い評価しかしない。。。。これは人間不信。会社不信のもとです。

 

 

3の場合は。。。。。

 

本来すぐに辞めてもらうべきです。

 

特に”馬鹿らしい”あるいはそれに類する言葉を口にする社員はその会社や仕事、そして仲間を上から目線で見ています。場合によっては根拠不明の自信とプライドを基に不愉快な振る舞いをすることがあります。それでは健全な組織は決して作れません。 

 

組織全体のパフォーマンスが下がる恐れがあります。

一番会社にとっては危険ばパターンです。

 

また、どんな理由であれ一旦退職すると言う意向を上司に伝えた人はモチベーションが大きく低下します。 特にこのパターンの場合はほとんどの場合がパフォーマンスが今よりはるかに下がるはずです。 

 

ですのでこのパターンは今辞めてもらう方が会社と他の社員にとっては遥かにメリットが大きくなります

 

その際に、上司としてではなく友達として何故”馬鹿らしいのか”を聞いてあげることはしてあげてください。

 

人それぞれ思うところがあり、他の人は満足しているのに本人だけが不満を持っていると言う事は往々にしてあります。 

その不満の持ち方が本人の今後の幸せに繋がらないと思うのであれば友達として伝えてあげれば良いと思います。 

 

これは仕事と言うよりも人生論になりますね。

 

 

どのパターンでも共通して大切な考え方

 

それは、

 

この会社に残ることがいつもベストな選択ではない

 

と言う前提で話を聞いたり、することです。

 

会社も人生の一つです。

 

色々な思いで人は働いていますし、幸せのプライオリティーや基準も違います。

そして、厳しい言い方になりますが、

会社は会社が目指す目標を達成するのに役に立つ人材だけを必要としていると言う事です。

 

双方にとって幸せな選択はどっちか?

 

ですね。

 

 

 

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