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<京都のコンサル社長の徒然草>⑱:成功の基準

ー 戦略開発から実践プラン作成・実行支援まで ー

<九州・京都・大阪・関西・名古屋・東京・全国対応>

 

”戦略経営”実践ビジネスコンサルティングの 

ロング ラスティング ライン3L

代表 福住和久

 

 

社会人35年目を迎える私のつたない経験を徒然なるままに話してみる。

 

先日よく行くバーのマスターに成功の基準とはなんだと思うか?

と尋ねられた。

 

成功の基準。

 

難しい問題だ。

 

その時私は差し障りなく”本人が成功だと思えばそれが成功では?”

と答えた。

 

が、スッキリしない。

 

成功するとはなんだろう。

 

自分が住んでいる世界やここで頑張るぞと決めた世界で何かを達成した場合に成功と言う。

 

ここまではクリアだ。

 

野球選手が世界一のホームランバッターになることを夢見て日々努力している。達成できた暁には名声と共にとんでもないお金も手にするだろう。

 

この選手がその過程でたまたま買った宝くじが大当たりし大金を手にしてもそれは決して成功ではないだろう。

 

では、その選手が生涯の選手生活の中で一番にはなれなかったが、2番にはなれた。

 

他の多くの選手、一般の人達から見れば十分な成功者である。

 

本人はどう思うのだろうか?

 

私にこの質問をしたバーテンダーの男性は40歳を最近超えたと言っていた。

 

独立してバーを始めて今年で10週年だ。

いつ行ってもお客様が大勢いて繁盛店だと言える。

 

他のバーテンダーから見れば羨ましい限りだ。

 

彼に様になりたいと若いバーテンダー達の目標になっていると聞く。

 

当の本人はいつも今日はお客様が来てくれるだろうか?と。

明日は誰も来ないのではないだろうか?と怖くて寝られない時があると言う。

 

毎日毎日が必死で、いつかバーテンダーとして成功したいと思っているらしい。

 

不思議なものだ。

 

他人が他人を見て思う成功と自分が自分を見て思う成功が違う。

 

自分自身を振り返って見るとどうだ?

 

決して何も成し遂げていない。

いつも不安と屈辱の人生だった。

 

今もいつかはコンサルタントとして成功するぞと必死になっている。コンサルタントとしての成功の基準は自分のなかである。

とてもとても長い道のりに思える。

 

それまでの人生では大きな企業で高い役職を貰っていた。

2社で社長を経験した。

 

他人は十分成功しましたね

 

と言う。

 

とんでもない。

 

一度もそんな風に思ったことはない。

 

成功者と言うのは孫さんであり、柳井さんであり。ビルゲイツだ。前澤さんもそうだ。

 

彼らと比べると自分なんてその他大勢の中のピーナッツであることは事実だ。いつかは彼らの様に成功してみたい。

 

 

そうか。

 

だれだれと比較している以上は成功は一生やってこないと言う訳だ。

 

なんとなくわかったようにな気がした。

 

そして成功したかどうかは自分では決して分からないのだろう。

 

そう言うものだ。

 

それが人生だ。

 

その過程を楽しもう。

 

 

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