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”戦略経営”実践ビジネスコンサルティングの
ロング ラスティング ライン3L
代表 福住和久
社会人35年目を迎える私のつたない経験からの話しをしてみる。
仕事をしていると誰もが選択を迫られる時がある。いや、いっそのこと仕事とは選択の連続と言ってよいかもわからない。
大きな戦略を決定する時。どの得意先への電話を先にすべきか? 今日やるべきか明日で良いか?
大事から小事まで毎日その連続だ。
会議の場などで大勢の人間があーでもい。こうでもない。いやこちらが正しい選択だと侃々諤々(かんかんがくがく)議論をする。
どちらも自分の正当性を必死になって主張する。
良い姿だ。これぞビジネスパーソン。
私もこれらの選択をいつもして来た。
胃が痛くなるような選択だ。
英国で開かれた新製品の世界導入の会議に英語もままならない時に一人送られた。
香港出張から帰って来た翌日だ。上司に呼ばれ悪いけど明日からまた出張してくれないか。ロンドンに。とその辺に散歩に言って来いと言わんばかりの簡単な言い方だった。
取り合えず明日の飛行機でロンドンに行って予約したホテルに入れと。その後の事はまだ未定なのでホテルにFAXを送ると。
まー良いか何とかなるだろうといい加減な気持ちで出かけたらそれはある新フォーミュラーによる新製品の全世界展開のタイミングを決定する会議だった。
いわゆる非常に重要な会議と言うたぐいのものだ。
私は知らないうちに日本代表に選ばれたわけだ。上司もそうと分かっていれば違う人間を送ったろうに。
英語でことが進んでいく。私以外の各国の代表者はネイティブのイングリッシュ―スピーカかそれと思えるほど英語が堪能に思えた。もちろんアジア人は私一人。あとは全員いわゆる西欧人。白人たち。それも私の寂しさと不安感を増長させた。相談できる相手がいない。
日本はいつ発売する?
と多分聞かれた。それを決定するための情報がそれまでの時間で説明され話し合われたのだが自分には半分も理解できない内容だった。
答えないわけには行かない。
“March”
と答えた。
そして日本では3月発売と言う事が決定した。
ホテルに帰って全てを理解して本当は9月の方が良かったと思った。
日本に帰って上司や関係者に3月にしたことを話した。もちろんそれなりの理由を付けて必死に説明した。何人かは反対意見だったと思う。が決定したことだ。
予定通り3月発売となった。
そして成功するように必死でプランを作った。働いた。
そしてヒット商品となり目標を達成できた。
正しい結論ってなんだ?
そんなものはない。
選択した決断が正しくなるように努力できるかどうかだけだ。
そして、その努力により正しかった。間違っていた。と判断される。
選択するまでは大いに悩み考えるべきだ。 必要なデーターや意見を出来るだけ集めることも重要だ。
でも最後は鉛筆投げて決めればよい。 始める前に正しいかどうかなど神様にもわからない。
決断したら迷うな。 正しくなる様に努力しなさい。それだけだ。
もう一方の方を選択していたら何が起こっただろうか? わからない。考えるだけ無駄だ。
そしてそれを後悔することを負けと呼ぶ。
負けるな。諦めなければ必ず勝てる。
迷って迷っていつまでも決断できないことを失格者と呼ぶ。
取り合えず選びなさい。決断しなさい。
そうやって今まで生きてきた私が言うのだ。少しは信じてもよかろう。
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